公務員試験で面接が重要視される理由

従来までの公務員試験は、どちらかというと学力重視の傾向にありました。

公務員試験は第一次試験と第二次試験に大きく分けられ、一次試験が筆記試験、二次試験が面接試験となっています。

そして、公務員試験の関門といわれていたのが一次試験、すなわち筆記試験です。民間の就職試験では学力試験はそれほど重要視されません。それは、頭が良いということが必ずしも仕事ができる人材であるという保証はないからです。

もっといえば、勉強ができるかどうかという頭の良さは、直接的に仕事ができるかどうかとはあまり関係がなく、むしろ、その学生がどういう性格や特徴を持っているのかということの方がより重要であるということを民間企業は気付いていたのです。

ですから、最低限の学力と適性があれば、あとはどんどん面接試験を行なって、より人物重視の採用基準を設けようということが早くから行なわれてきました。

一方で公務員の世界は、まだまだ学力重視の傾向にあったのです。ですから、筆記試験をパスすることがとにかく重要で、面接試験はどちらかというと「顔合わせ」程度のものでしかなく、重要視されることはありませんでした。

しかし、現在のような環境変化を受け、公務員の人材にも多様性が求められています。また、人員は削減される一方ですから、学力がある人物よりも、仕事ができる人物が欲しい。そういった流れが民間企業だけではなく、コスト削減を意識する公務員にも飛び火してきたのです。

最近は公務員の不祥事も相次ぎ、やはり学力だけで採用基準を設けるのは危険ということもあるでしょう。

国家公務員の採用試験を担当する人事院が、面接試験をより重視するという基準を出したのは今から数年前。それがスタンダードとなり、各地の地方自治体にも波及しています。

公務員試験における面接試験が重要視されるようになった背景がここにあるのです。その傾向は顕著で、面接試験の評価基準もしっかりと人事院から公表されており、今後は公務員試験においても面接試験の重要性が高まることは間違いありません。

しかし、この事実をもって公務員試験が大きく変わったということではありません。

いずれにしても、学力も公務員になるためには大切な要素の一つです。学力が軽視されているのではなく、今まで以上に面接試験による人物評価が重視されるということです。

ですから、公務員の受験生からすると負担が増えることになるのです。どちらもしっかりとした対策が必要になるからです。

一刻も早い合格を勝ち取ることが重要になりますが、そのためには面接試験も重視する対策を考慮するようにしてください。