受験勉強の効率と効果

受験勉強は一般的には長期にわたるものですから、効率を求めるのは当然です。長い場合には、数年間に及び受験生活を送られなければならない場合もあります。大学受験で浪人すれば、それだけ受験生活は長引きますし、昔は、弁護士になるための司法試験に合格するためには平均8年程度の勉強期間が必要だと言われていました。

資格受験は難易度の高いものも多く、受験生活が長期化する場合が多くあります。それも、無職で資格受験に専念している人も多いので、受験勉強には効率を求めるのも当然です。

一方で、効率化することは目的ではありません。つまり、受験勉強の目的とはその試験に合格することが最大の目的です。ですから、効率化したところで、その受験で合格することができなければ、むしろ非効率を招くことになってしまいます。合格を手に入れることができなくなることは、さらなる受験生活をおくらなければなりません。

効率化はいろいろなところで叫ばれています。企業の経営者も「効率化が必要だ」と頻繁に口にします。しかし、効率化ということは目的ではなく、効果を出すことが本来の目的となるものです。効果なくして効率化は無意味なのです。

効率化というのは効果が保障されたものではありません。ですから、あまり効率化というものにこだわらない方が良いと思います。効率化にこだわった結果、受験勉強のテクニック論に走ったり、様々な勉強法に走ったり。もちろん、テクニックや勉強法が悪いと言っているわけではありません。

成果たる合格がしっかりと残せるのであれば、効率化は大賛成なのです。でも、多くの場合、効率を求めた結果、思うような成果が残せいていないような気がしてなりません。むしろ、受験勉強の王道として、繰り返し勉強をするという勉強法がありますが、この方法が一見非効率に見えて、最も成果を出しやすい方法のような気もします。

そうだとすると、必ずしも効率化を追いかける必要もなく、確実に成果につながるような勉強法を考えた方が良いのではないかと思います。仮に、非効率であったとしても、成果たる合格をしっかりと勝ち取ることのできる方法の方が、好ましいと思うのです。