資格試験の勉強というのは、必ずしも実務で使う知識とイコールというわけではありません。どうしても、理論と実践とでは異なるということがいえます。
それはそれで良いとして、実際には実務ではどのような勉強が必要なのでしょうか?勉強といっても、専門的なものから、抽象的なものまでさまざまです。
例えば、最近、企業が力をいれて取り組んでいるものとして、コンプライアンス対策というものがあります。こういったものは企業側で、研修制度を行っていることが多く、コンプライアンス研修という名で社内で実施されます。
資格としてもコンプライアンス検定というものもありますが、なかなか一般の人がコンプライアンス検定を受けるというのも難しい。というのは、必要な知識であるということは明らかであっても、自分のスキルアップのためにどの程度役に立つのかと問われると疑問符が付くからです。
このように、企業側が求める実務的な知識と、受験者が好む資格試験というのは必ずしも一致していないというのが現状です。その中で、どの資格試験を選ぶのかというのは、やはり自分の目的とする延長線上に何があるのかをベースに考える必要があるといえるでしょう。