受験なんて面倒だ!というのが実際のところ共通意見だと思います。
そして、受験があるから使えない人が増えている、すなわち答えを求める若者が増えているといわれることもあります。
実際には、受験というのは昔から行なわれてきたことですから、今になって若者が昔と大きく変わったということは現実的にはないはずです。
詰め込み型の教育は批判されることもあります。
確かに、知識だけを一生懸命覚えることに、どのような意味があるのかと言われれば、それはそれで疑問かも知れません。
一方で、受験をしなければ得られないものもありますし、受験によって自分の成長を実感することができるというのもまた事実でしょう。
勉強することによって、自分の能力が向上していくというは明らかです。それが、たとえ直接的に重要なものではないとしても、いずれ必要になる時にやっておいて良かったということになることが多い。
例えば、資格の受験勉強をして、資格を保有しておけば、最悪の時に「こんな資格を持っていたぞ」と役に経つことも少なくありません。
長期的に考えてみた時に、受験勉強というのはまんざら無駄でもないということは現実としてありますので、やはりその時の感情に振り回されることなく、長期的な視点で見ていくことも必要でしょう。
まあ、大人になれば何となく分かるのですが、実際には若いうちには親が言うことと同じで、理解するのは、あるいは腑に落ちるというは難しいのが現状かも知れません。
でも、少なくても受験というのは全くの無駄ということではないということはいえそうです。