コンプライアンスは意識することから

最近のニュースは本当に情けないようなことが多い。

どのような勉強をしてきたのか、疑問に思ってしまうし、やはり現時点では若者が多いけれど今後はもっと年齢層が拡大してくるだろうと思う。

そう、ITリテラシーの欠如というか、ソーシャルメディア上における情報漏えいという問題。実際には、情報漏えいというよりも、情報暴露と言う方が正しいのかもしれません。

具体的には、アルバイトが勤務先のマイナス部分やわざと悪戯をして写真を投稿したりというものです。これは、実際にはITリテラシーの問題ではなく、コンプライアンスの問題なんだと言えます。

コンプライアンスとは、最近多くの企業が力を入れている分野で、法令をしっかりと守るということなのですが、口で言うほど簡単なことではありません。また、ここでいう法令とはいったいどのようなことなのかというのはまたしっかりと捉えないと誤った解釈をしてしまう可能性があります。

コンプライアンスについて詳しく知るためには、上記の悪戯写真のように、どのようなことが実際にコンプライアンス違反事例に該当するのかを確認してみることから始めた方が良いです。

それが必ず、就職試験や就職後に役立つからです。試験だけの勉強ではなく、社会に出るための意識の準備も大切になってきます。

勉強は自分に対する投資

大人になって始めて分かることはたくさんあります。

恐らく、受験勉強もそうではないでしょうか。

なんだかんだいっても、やはりしっかりと勉強を若い頃にしておくことは、自分の人生にとって極めて重要であるということは間違いありません。

でも、それが分かるのは結局のところ、随分先なんですよね。

親に言われて、先生に言われて、それが現実のものとして理解することができるまでにはそれなりの時間の経過が必要です。

実際にはそれでも良いのかも知れません。最近は、大人になって学ぶ人がどんどん増えていますから。

勉強は必ず自分のためになる

実際問題、受験勉強に疑問を感じることがあります。

いったい、こんなものを覚えて何の意味があるのか?と。

確かに数学の数式をたくさん覚えたからと言って人生が幸せになれるという保証はないわけです。

でも、数式を覚えるという過程を通じて、いろいろなことを得るということが言えるならば、数式そのものよりも覚えるという行動が意外と重要なんだということもいえます。

勉強をするというのは必ずしも学んだ内容が重要だということではありません。

学ぶ過程などの方が自分を大きく成長させることがあるんですね。

テレビを見たいのに、そこをぐっとこらえて勉強をする。そんなことで、忍耐力を学んでいるわけです。その時に、数式であるか、英語であるかという内容はあまり重要ではない。

勉強をするというのを、もう少し外から、客観的に見てみるといろいろなことに気づくことができるのではないでしょうか。

受験勉強がもたらす自分への成長

受験なんて面倒だ!というのが実際のところ共通意見だと思います。

そして、受験があるから使えない人が増えている、すなわち答えを求める若者が増えているといわれることもあります。

実際には、受験というのは昔から行なわれてきたことですから、今になって若者が昔と大きく変わったということは現実的にはないはずです。

詰め込み型の教育は批判されることもあります。

確かに、知識だけを一生懸命覚えることに、どのような意味があるのかと言われれば、それはそれで疑問かも知れません。

一方で、受験をしなければ得られないものもありますし、受験によって自分の成長を実感することができるというのもまた事実でしょう。

勉強することによって、自分の能力が向上していくというは明らかです。それが、たとえ直接的に重要なものではないとしても、いずれ必要になる時にやっておいて良かったということになることが多い。

例えば、資格の受験勉強をして、資格を保有しておけば、最悪の時に「こんな資格を持っていたぞ」と役に経つことも少なくありません。

長期的に考えてみた時に、受験勉強というのはまんざら無駄でもないということは現実としてありますので、やはりその時の感情に振り回されることなく、長期的な視点で見ていくことも必要でしょう。

まあ、大人になれば何となく分かるのですが、実際には若いうちには親が言うことと同じで、理解するのは、あるいは腑に落ちるというは難しいのが現状かも知れません。

でも、少なくても受験というのは全くの無駄ということではないということはいえそうです。

実務で必要とされる知識と資格

資格試験の勉強というのは、必ずしも実務で使う知識とイコールというわけではありません。どうしても、理論と実践とでは異なるということがいえます。

それはそれで良いとして、実際には実務ではどのような勉強が必要なのでしょうか?勉強といっても、専門的なものから、抽象的なものまでさまざまです。

例えば、最近、企業が力をいれて取り組んでいるものとして、コンプライアンス対策というものがあります。こういったものは企業側で、研修制度を行っていることが多く、コンプライアンス研修という名で社内で実施されます。

資格としてもコンプライアンス検定というものもありますが、なかなか一般の人がコンプライアンス検定を受けるというのも難しい。というのは、必要な知識であるということは明らかであっても、自分のスキルアップのためにどの程度役に立つのかと問われると疑問符が付くからです。

このように、企業側が求める実務的な知識と、受験者が好む資格試験というのは必ずしも一致していないというのが現状です。その中で、どの資格試験を選ぶのかというのは、やはり自分の目的とする延長線上に何があるのかをベースに考える必要があるといえるでしょう。